ECサイト失敗あるある
2025.12.13
サイトの見た目で商品は売れない
見た目にこだわって作ったのに、売れない。
広告費を掛けてPVを稼いだのに、売れない。
最初は良かったけど、結局は短命に終わってしまった。
これらはECサイトの代表的な失敗例、いわゆる「あるある」です。
ECでは見た目ではなく、機能にこだわるべきです。
ビジュアルでのブランディングよりも、機能でブランディングすべきです。
機能でブランディングをするということは、顧客を迷わせない親切な導線の設計、
つまり顧客視点での機能美です。
LTVは絶対ではない
サブスクや消耗品、化粧品など購入頻度が高い商品においてはLTVは最優先すべき項目ですが、
ギフトや価値が高い商品、D2Cにおいては、平均単価(AOV)を重視する必要があります。
とくにD2Cでは中間マージンがないために粗利率が高くなる傾向がありますが、
広告費や運営コストも自社負担です。
平均単価を上げることにより、1回の注文で顧客獲得コストを回収しやすくなり、経営が安定します。
更新しない。アナウンスもしない。
更新のないサイトは信用を失い、顧客が離れます。
このお店は本当に運営しているのかという不安を与えてしまうからです。
また、購入したのにいつ届くのか、どの宅配業者で届くのかなど、
顧客の不安の解消ができないサイトは潰れます。
不安を先回りして解消する丁寧な情報開示こそが、リピートを生む信頼の源泉です。
味や素材だけでは売れない
例えばあなたが何年も掛けて作った、どこに出しても恥ずかしくないチーズケーキは、
誰にも知られなければ売れません。
味や素材ではなく、大切なのは伝えるデザインです。
ECでは商品のスペックではなく、その商品を使うことで得られる顧客の未来(ベネフィット)を
伝える必要があります。
特商法や会社概要がテキトー
特商法や会社概要は現代のECにおいて最も重要な項目です。
顧客は購入前にあなたのサイトの特商法の情報や、公式サイトを見ています。
安心感はECサイトにおける目に見えない商品です。
表記をわかりやすく、隠さずに掲載することが大切です。
商品画像と実際に商品を手に取ったときののズレ
商品画像と手元に届く商品のズレは解消すべきです。
個体差があること、時期により変化があることなどをあらかじめ明記し、
許容範囲内の画像を複数掲載する必要があります。
期待値と手元に届く商品とのズレは、信頼の低下、レビューの低下、リピート率の低下を生みます。
UGCを大切にしない
商品レビューや、口コミサイト、SNS、Google mapのコメントなど、
顧客が作ってくれたコンテンツを大切にしないサイトは楽しくありません。
ネガティブな表現も多く掲載されると思いますが、それに真摯に立ち向かい、
UGCは顧客とのコミュニケーションのチャンスだと視点を変えるひつようがあります。