宮崎県都城市の固定種「みやだいず」を使った、味噌、醤油蔵のウェブサイト構築

ウェブサイト構築概要

既存サイトからのリニューアル案件。クライアントワークです。
直接商品を購入していただくD2Cではなく、会社概要的なサイトをご所望とのこと。

ブランド格差と陳列棚SEO

味噌・醤油の業界では中小がいかに素晴らしい商品を製造しても、販売店舗数に勝る大手と対等に戦うことは難しい。
実際毎日買い物に行く自分が各小売りを見て感じた印象だ。

料理にこだわる方にとっても、味噌と醤油はしばらくの間利用するものであり、味噌に至っては冷暗所での保管を必要とし、冷蔵庫のスペースを埋めてしまう商品だ。
従ってよく見かけて安心感をもつ大手ブランドの商品から中小企業の商品に目移りはしても、実際に購入されるのは大手という印象。
これはまるで陳列棚のSEOのようだと捉えました。

それは実際に小売りの陳列にも表れており、地域の主要ブランドが棚の大半を占め、中小ブランド商品の売り場面積は少ない。
陳列棚の先頭や通路を曲がった正面など、ポイントとなる場所や手の届きやすい場所にあるのも大手ブランドの商品だ。

さらにこういった理由もあってか、中小ブランド商品はワゴンセールの対象になりやすく、ネガティブなイメージを持たれやすい。
おそらく廃棄率も高いので商品の仕入れのハードルを上げてしまうことも容易に想像できる。

認知と露出、地元都城との親和性

彼らがとった手法の1つが、ウェブサイトにも登場するワークショップ。
味噌づくりを実際に体験してもらい、地元都城の在来種である「みやだいず」と味噌づくりを通したファンの獲得を狙いとしている。
また小売りにおいても味噌醤油のコーナーではなく、土産コーナーや地元名産品コーナーなどに商品を点在させ、大手商品よりも先に露出しカゴに入れてもらう行動が目立った。

ウェブサイトの役割

ブランドストーリーの展開とD2CであるBaseとYahoo!ショッピングの2サイトへの誘導。
ブランドストーリーに関してはいただいた文章量が多かったので、読みやすさよりも見やすさに重きを置き、抜けを活かしたビジュアルとした。

D2Cへの誘導ではWPのカスタム投稿を用い、紐づけと反映のしやすさ、更新性を重視。

今後の展望、期待

D2Cとブランディングを強化する目的で、商品に統一性をもっと出すのもやり方ではないかと考えました。
またニッチな商品ですので、今後の販売方法も勉強させていただく所存です。

 

 

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